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◆女金八先生 香葉村真由美さん◆

 今年出会った素敵な人たち、弓削田健介さん・大嶋啓介さん・中村文昭さんと繋がっている香葉村真由美さん。どんな方なのか調べてみたら、とても興味深い方だと知りました。渡部天真さんのメルマガ、『 こころは超臨界 』より、香葉村さんのエピソードをご紹介します。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓【ここから転載】↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「子供たちの『命』が教えてくれたこと」
 香葉村真由美・福岡市小学校教諭

ある日、23歳のサヤカは久々に私に会いに来てくれました。しかし、
驚いたことにとても痩(や)せていて、手首にはリストカットの痕(あと)
があるのです。聞いてみると、彼女の周りで辛い出来事が相次ぎ、それ
を自分の責任と思って苦しんでいる様子でした。

「なんてことしたの」

私の一言にサヤカは一瞬ハッとした表情を浮かべました。きっと痛いほ
ど自分で理由がわかっていたのでしょう。そのサヤカに私は言葉を続け
ました。

「サヤカ、命は一つしかないんだよ。大切な一つなんだよ。頑張るんだ
よ。頑張らなきゃ」

「分かっているよ、先生。私、分かっている。頑張るよ」

そして別れ際、私はもう一度、言いました。

「サヤカ、頑張るんだよ」


●数か月後、サヤカが大量の薬を服用して自らの命を絶ったという知ら
せが届きます。香葉村先生は、サヤカが最後に会った大人が自分だった
と聞いた時は頭をハンマーで殴られたようでした。

●サヤカはきっと、自分を受け入れてもらいたくて会いに来たに違いあ
りません。香葉村先生はそれを「頑張ろう」「命は一つしかない」とい
う教科書どおりの言葉を使って対応してしまったことを悔やみます。

●教師としてだけでなく人間として自信を失いかけていた香葉村先生は、
あるきっかけから小豆島で“てんつくマン”を中心に人々がともに学び
合う場があることを知り、そこでの生活に参加します。

●小豆島で、人間の素晴らしさは肩書など目に見えるものでなく、その
人の人間力だと気づかされます。「もう一度夢を追いかけて生きてみた
い」という思いを胸に小豆島から帰った香葉村先生は、6年3組を担任
することになりました。

( 同 )

私はそれまで誰にも話さなかったサヤカのことを初めてクラスのみんな
に話し、「先生は二度と子供たちにサヤカのような思いをさせたくない」
と訴えました。そして、何があっても目の前の子供たちを信じ続けよう、
愛しぬこう、卒業式では32人全員をこの教室から笑顔で卒業させよう
と堅く誓ったのです。

この年、受け持った一人にシュウがいます。シュウは1年生から4年生
まで辛いいじめに遭い、5年生になると急に攻撃的になりました。クラ
スメイトを叩く、殴る、暴言を浴びせかける……。その行為は次第にエ
スカレートしていきました。

6年生になったシュウのイライラが募り始めたのは5月、体育会の練習
が始まった頃からでした。リレーで抜かれるだけで怒って砂を投げたり
するのです。みんなは「シュウを何とかしてください」と訴えます。私
も何度も話したり、怒ったり、褒めたり、考えられる限りのあらゆる手
を尽くしましたが駄目でした。逆に蹴(け)られ、唾(つば)や砂をかけて
反抗されるばかりでした。

自宅に帰り、洋服の砂を払い落としながら、それまで抑えていた涙が溢
(あふ)れました。悔しくて、情けなくて大声で泣いた日のことをいまも
覚えています。

その次の日、シュウは学校を休んでいました。私はみんなに「ごめんな
さい」と謝りました。「先生はシュウもこの教室から卒業させてあげた
かったけど、先生一人ではどうすることもできない。でも、先生は諦(
あきら)めきれない。人を信じること、人を好きになることを、どうか
みんなでシュウに教えてあげてほしい。そのかわり先生はみんなを全力
で守るから……」

私のその声にみんなは「先生やろう。シュウがいたからこんないいクラ
スになったと言えるように、一緒に頑張ろうよ」と答えてくれました。

子供たちは大きく変わりました。皆がシュウの行動を受け入れてくれる
ようになったのです。叩かれてもジッと我慢し、叩こうとするシュウに
「怒っているんだね。でも人を叩いたらいかん」と毅然(きぜん)と言い
放つ子も出てきました。その姿を見て私も命を懸けてシュウにぶつかる
ことを決意したのです。

ある時、シュウは私に、なぜ自分がこんな態度をするようになったか分
かるか、と質問してきたことがあります。

「分からない。何があったの」

沈黙の後、彼は言いました。

「俺は、俺は、ただ友達が欲しかっただけなんだ!」

そう言うと爪(つめ)で床を引っ掻(か)き大声で泣き始めたのです。私は
そんなシュウが愛(いと)おしくて、いつまでもジッと抱きしめていまし
た。シュウが笑顔を見せ、みんなに心を開くようになったのは、それか
らです。

私はどんな子にも素晴らしい可能性があることを知っています。教師に
大切なのは、可能性をどこまで信じ切れるかです。信じ切っていれば子
供たちは絶対に裏切ることはないのです。

それはサヤカが命を懸けて教えてくれたことでした。だから私は亡くな
ったサヤカの分まで人生を生きようと思っています。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑【ここまで転載】↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑


 菊池みどりさんの子育て【ひまわりセミナー「子どもの人権」】、愛着障害の講演会【「愛着障害」の意味するものと私達の役割「みんな、しんどいねん!」】と、同じメッセージを感じます。シンプルなことだけど、実践するには覚悟のいることです。ぜひ直接お話が聴きたいと思います。さらに調べてみたら、なんと今月、静岡県で大きなイベントがあるようです。

“あこがれ先生プロジェクト!! in 静岡”

 と き:2011年8月20日(土)午後1時~4時30分
 ところ:島田市民会館 大ホール

 本気の先生たち集うビッグイベントのようです。僕も本気で行きたかったけど、既に予定が……(泣) いつかリベンジを!!

 *中村文昭-旅日記-「あこがれ先生プロジェクト!!in 静岡」
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2011.08.01 Mon l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲

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